一年暮らして「網戸は必要なかった!」と、ご主人。
設計コンセプト
快適な温度環境を低燃費で実現するために、シンプルな外観を優先して設計しました。『高断熱住宅の「温度光熱費」をデータで見ると!』この家です。Kさんの事前の勉強もあって、高断熱住宅の特性を効率よく発揮できる設計がスムーズにできました。
建築地 | 栃木県那下野市 | 竣工 | 令和1年 1月 |
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「網戸は必要なかった!」の訳は・・・こちらをご覧ください。
工事の流れ
基礎全景 屋根 上棟記念 充填断熱 24時間換気 気密シートを貼る 床はパイン材 アイアン手すり 南面 日除けを下ろす
断熱性能
断熱仕様
屋 根 | 吹き込み用グラスウール 13K | 400mm |
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外 壁 | 充填部:高性能グラスウール 20K | 120mm |
基 礎 | 外:押出法 PSF3種bA | 100mm |
土間:押出法 PSF3種bA | 50mm | |
開口部 | 樹脂サッシ+Arガス入りトリプルガラス | |
換 気 | 熱交換型換気 90%回収 0.3回換気 |
暖房燃費
Q値熱損失係数(Qa) | 1.04W/m²K(109.8wk) |
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Ua値 外皮平均熱貫流率 | 0.37W/m²K |
暖房エネルギー年間消費量 | 電気(効率3.0):625Kwh |
灯油(効率0.85):214リットル |
- 断熱性能は省エネ基準の最高ランク(北海道に適用)の上だが,そういう数値にはこだわらない!
- 適切なコストで快適な環境を得る性能が,結果的にこのあたりになると考えている。
小生の持論
高断熱住宅を長年手掛けた者として、バルコニー無し総二階といったK様邸のような外観のシンプルなデザインは断熱・気密工事でのミスの減少、コストを抑えると確信しています。
20年後〜30年後メンテナンスにも有利ですよ。
バルコニーはなぜ必要ですかと質問すると、殆どの奥様方は
「布団を干したいし、洗濯物も干したい」
K様の奥様
布団干しバーで“まったく問題ない。”
窓の下が壁なので家具が置ける。バルコニーの掃除をしなくてすむ。洗濯物干し場として室内にスペースはつくってあるし乾燥も問題ない。今ではなくて良かった!です(笑)。
住まい心地アンケート
Kさんからみなさんへ
「私のような暮らしでは”エアコンは再熱除湿タイプ”がおすすめです。」
K様邸では、意外なところにACが設置されています。
一般住宅では見られない!それは・・・
高断熱ならではの、1F、2Fとも廊下です。