やなぎたハウジングの家づくりをご紹介します。
基本コンセプト
コンセプトは 『シンプル・イズ・ベスト』です。そして、
- 住宅の断熱・気密・耐震性能を高める
- 断熱性能の計算と温度データでの検証・気密測定で「見える化」する
- 地場の木材をできる限り使用する
ことを心がけています。


なぜハイレベルな高断熱住宅が必要なのか
健康住宅というと、”自然素材”だから健康住宅との物言いを感じています。
パッシブハウスでは”太陽・風”の利用ができればそれで良い、的な話に感じています。
実践してきた家づくりは
第一の優先はハイレベルな高気密高断熱性能です。
なぜ?
家での健康はガマンしない温度環境があってこそ。
ここが確保されなければ話になりませんし始まらないと確信しています。
自然素材を否定しているわけではありません。たたき上げの大工としては大好きです。予算に合えば使いたいものです。
太陽エネルギーの利用では
お日様の熱エネルギーのロスを少なく利用できるのは、ハイレベルな高断熱性能があってこそです。
夏は通風のみを考えたプランであれば生活できる外気温度ではなくなってしまいました。もし通風を感じたいなら、開け方の(外気温度が室温より低い)一時に空気を入れ替えるために窓を開けて、他の時間帯は窓を閉じて日射を遮蔽(しゃへい)してエアコンを使うのが省エネで健康な暮らし方ではないでしょうか。
季節が良い時に窓を開放しましょう。
*通風というよりも温度・湿度の低い空気と入れ替える考えになります。
デザインについて
特に外観のデザインは”好み”になりますが、高断熱住宅をコストを抑えて建築するためには、総2階的なシンプルなデザインで、平面的には、凸凹のない平面です。
それは、材料、工事費の削減に、また断熱気密工事のしやすさになるとともに温度のコントロールのしやすさ。ひいては空調機の数を少なくできます。

20才から家業一筋で、設計・施工してきました。
今振り返ると、若い頃の仕事で「あそこをこうすればもっと良くなったな」と歳を重ねるごとに思い出します。経験を積むことで”こうすれば”は少なくなってフォローの引き出しが多くなりました。
また、最近のお客様はWEBで情報を得て相談してきます。そこには、「なるほどね」があることもありますが・・・”情報過多”で「?」もあります。実践者として”ていねい”な話が必要だと思っています。これは”職人気質”の自分への戒めでもあります。
また、経験を重ねても、常に情報に接し、考えることが大切だなと感じています。
2019年(有)やなぎたハウジング 代表 柳田 勲