「焼物里で付加断熱の平屋」No.4 ウッドショックでの値上がりは、、 | やなぎたハウジング

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社長ブログ

2021/7/5

「焼物里で付加断熱の平屋」No.4 ウッドショックでの値上がりは、、

ウッドショックで南面に貼るレッドシダーが、二か月近く、待ちで納品されました。

この面は杉材でさくっと貼る、予定でしたが、レッドシダー(米杉)に変更「最近見かけるようになった。」に。
刺激された!?・・・・Aさんの希望です。

計画では、掃き出し窓部分にアルミ製のテラス、右のドア二ヶ所を囲むようにアルミ製(床、壁、屋根有り)で洗濯もの干し場です。

Aさんから『アルミだとこのレッドシダー合わないよね!!!』と
実は小生も、手入れはアルミならほとんど無しだが、如何なものかと感じて、提案しようと思っていたところでした。

「家造は互いの感性が近いことも、大切と思っています。」
と言うことで設計中テラスを木製で作る場合、屋根はポリカの波板が収まりで一番ですが、Aさん「波板タイプでは、だめだよね、他で考えて、、、」

これも、同じ考えでした。

杉板は塗装しなくても、色の変化が穏やかで塗らなくても良いと感じます。
「小生の主観」、貼った直後は塗装せず、十年ぐらい経過してから塗ると板の油も抜けてより板に塗料が染みるので良いと思っています、足場をかけて塗るのも費用がかかるので・・・木板を貼るなら一階のみとかが良いかなです。

前回も書きましたが、レッドシダーは日光に曝されると色の変化が極端で、それを見るとガッカリです。
なのでマメになお手入れ必要と思います。が、
【手入れされた木は、風合と言うか良い味わいが出ます。】

ウッドショックの原因として材木屋の言うところは

「アメリカの米松」は国内使用で輸出量が極端に減ったため。
(日本の杉では大きなサイズを取れる樹齢のものが少なくそれを使うとなると価格も相当なものになる。米松に比べ強度が落ちるのでワンサイズアップが必要なので、かなり以前から梁材に米松が使用されることが多い。)

「ロシア方面からの赤松」は主に中国に回されてる、
日本に入って来る量も米松同様の状態
日本より規格にうるさくない、中国により向かってる。と・・・・

大量に家を造る業者は外材の使用率かなり高い、そこに外材が無いではどうする、国産材にシフトした結果、国産の杉の柱の価格は去年の2.65倍になってしまった。
小生は外材は大きな梁ぐらいなので、さほど関係ないと、考えていましたがそうはいきませんでした。

8月下旬に建てる家と去年の家のプレカット材(木材費の約80%は勘です。が、、)
坪単価では約45,000円/坪(税込み)のアップです。

急にベニヤなどが値上がりしたことは有りました。が、、、
小生この生業はかなり長いのですが、こんなことは初めてです。

【多くの木材関係者から聞くと、今回だけは先が読めない。】です、

この先どうなるか、解りません。困りました。


最後までお読みいただきありがとうございます。

近所から頂きました。折り紙のバラです。


紙で、できています、ご近所の女性三代、娘さんの作です。
祖母、娘さん、孫さん、いずれも手先が器用でいつも感心しています。
ちなみに、後ろの絵はうちのかみさんが書きました。